WiseカードはマレーシアのATMでも使える?手数料や具体的な手順まで徹底解説!

Hikaru Osaka

マレーシア旅行の準備中、「現地通貨のリンギットはどこで両替すればいいの?」、「一番お得な方法はなんだろう?」と悩んでいませんか?慣れない海外での両替は、手数料が不明瞭だったり、レートの良い両替所を探すのが手間だったりしますよね。

そんな悩みを解決するのが、海外での利用に特化したWise(ワイズ)のデビットカードです。

この記事では、Wiseカードを使ってマレーシアのATMから、お得かつ安全に現金を引き出す方法をわかりやすく解説します。手数料の仕組みから具体的な操作方法、注意点まで詳しく紹介するので、気になる方はぜひ参考までご覧ください。

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目次 🔖

マレーシアでもWise(ワイズ)カードって使えるの?

マレーシアでもデモ使えるWise(ワイズ)カードについての画像

Wiseデビットカードを活用することで、一般的なクレジットカードのように為替手数料(海外事務手数料)を気にすることなく外貨決済が可能です。次のような活用方法もあります。

  • Grabの支払い:マレーシアでの移動に便利な配車アプリ「Grab」の支払い方法として登録すれば、海外事務手数料なしで決済できます。
  • Apple Pay対応:WiseカードをApple Payに登録すれば、スマートフォンでのタッチ決済が可能です。

ただし市場や夜市、露店、一部の個人経営の飲食店などでは、可能な決済手段がQRコード決済や現金のみの店舗があるため、この点は注意が必要です。

※日本国内で発行されたカードは現在、Apple PayとGoogle Payには対応しておりません。

Wise(ワイズ)カードを使ってマレーシアのATMからお金を引き出せる?

Wiseデビットカードを使えば、マレーシアでMastercardに対応しているATMから、現地通貨のマレーシアリンギット(MYR)を引き出せます。

  • リンギットを保有している場合:Wiseの多通貨口座にすでにリンギットを保有していれば、手数料無料の制限内で、両替手数料なしで現金を引き出せます。
  • リンギットを保有していない場合:アカウントにリンギットがなくても、日本円など他の通貨から自動で両替されます。

自動両替時には両替手数料が発生しますが、上乗せ手数料がない「ミッドマーケットレート」が適用されるため、多くのクレジットカードよりもお得に利用できます。

Wiseカードを使ってマレーシアのATMからお金を引き出す方法

海外のATMでの現金引き出しは、基本的に以下の流れです。

  1. ATMにカードを挿入
  2. 言語を選択(例:「English」)
  3. 4桁の暗証番号(PIN)を入力
  4. 「Withdrawal」(引き出し)を選択
  5. 「Savings」(預金口座)を選択
  6. 引き出し金額を入力
  7. カード、レシート、現金を受け取る

【最重要】DCC手数料を必ず回避する

ATMの操作中に「DCCを利用しますか?」「両替(日本円)して払いますか?」といった選択肢が表示された場合は、必ず「Continue without conversion(現地通貨での取引)」を選択してください。

これはDCC(Dynamic Currency Conversion)と呼ばれる仕組みで、選択するとATMを保有する銀行が独自に決めた不利な為替レートが適用され、損をしてしまいます。

注意:マレーシアのATMでは1回の引き出し上限額が制限されており、一般的には最大3,000~5,000リンギット程度です。それ以上の現金が必要な場合は、複数回に分けて引き出す必要があります。

Wiseカードが利用できるおすすめのマレーシアのATM

Wiseカードを使ってマレーシアのATMからお金を引き出している画像

マレーシアではATMを所有する銀行によって、手数料が異なります。比較的「評判が良い」とされている銀行ATMは以下の通り。1+2+3+4

  • May Bank:最大規模のATMネットワーク、24時間営業多数
  • Public Bank:街中で最も見つけやすい、幅広いネットワーク
  • BSN:地方都市でも見つけやすい、政府系銀行
  • RHB:マルチカレンシー対応で旅行者にとって便利

マレーシアでATMを利用する際の安全対策は?

海外でATMを利用する際は、スキミングや盗難などのトラブルを防ぐため、以下の対策を心がけましょう。

  • 場所を選ぶ:空港や銀行に併設されたATM、最新の商業施設内など、人通りの多い場所にあるATMを利用しましょう。
  • 暗証番号の入力:PINコードを入力する際は、必ず手で隠し、周囲から見られないように注意してください。
  • 不審な機械の確認:カード挿入口などに不審な機器が取り付けられていないか確認し、少しでも違和感があれば利用を中止しましょう。
  • 引き出し後の行動:現金を受け取ったらすぐにカバンにしまい、その場から速やかに離れてください。
  • カードの吸い込みに注意:海外のATMではカードが吸い込まれるトラブルが比較的多く、一度吸い込まれると手元に戻らない可能性もあります。
関連ページ 💡 クアラルンプール空港の両替レートを比較|おすすめの外貨両替所は?

WiseカードのマレーシアでのATM手数料について

WiseカードのATM手数料は、月々の利用額に応じて非常にお得な料金体系になっています。

1か月あたり最大30,000JPYまでの現金引き出し

条件手数料
毎月2回までの出金無料
3 回以上の引き出し1回の出金あたり70円

1ヵ月あたり30,000JPY以上

条件手数料
毎月2回までの出金お引き出し額の1.75%
3 回以上の引き出し70円 + お引き出し額の1.75%

一般的なクレジットカード(海外キャッシング)との比較5~17

ここでは、一般的なクレジットカードとWiseデビットカードを使用した場合の手数料を比較します。

ATM手数料為替レート金利
Wiseデビットカード月2回、合計3万円まで無料ミッドマーケットレート \ 両替手数料:0.73%〜なし
一般的なクレジットカード1万円以下:110円

1万円超:220円

国際ブランドが定める為替レート ※市場レートに為替手数料が含まれている年率18.0%など

上記に加えて、現地ATMの手数料が発生することがあります。これは、ATMを所有する現地の銀行が設定する手数料です。

Wiseの手数料が一般的なクレジットカードと比べて安い理由は?

海外ATMでの手数料を比較する際、単純な金額だけでなく「コストがいつ、どのように決まるのか」という仕組みの違いを理解することが重要です。

Wiseの場合:「使う前」に支払う総額がわかる・数少ない手数料

例えば、Wiseのアプリで「3万円を両替する」と試算すれば、その時点でかかる両替手数料が「199円」などと明確に表示されます。そのため、「レートが悪かったらどうしよう」「後から不明な請求が来ないか」といった心配がありません。

ATM手数料がWiseの無料枠内であれば、最終的な手数料がゼロのケースもあります。

※現地通貨(リンギット)を所持(両替手数料も不要) + 現地ATM会社の手数料が無料の場合

クレジットカードの場合:「使った後」に決まる請求額・多用な手数料

一方で、一般的なクレジットカードの海外キャッシングは、利用したその場では最終的な支払総額がわからないのが特徴です。その理由は、請求額が複数の要素で「後から」決まるためです。

  1. 為替レートに含まれる手数料(海外事務手数料)
  2. カード会社が定めるATM利用手数料
  3. 返済日まで日々加算される金利
  4. (現地ATM会社の手数料)

つまり、利用者がその場でコストを正確に把握できません。加えて、手数料の種類も比較的多く、その合計金額も高くなる傾向にあります。

Wiseカードをマレーシアで活用するメリット

Wiseカードをマレーシア旅行で活用することには、多くのメリットがあります。

  1. レートが良い時に両替:為替レートが良いタイミングで、事前に日本円をリンギットに両替しておけます。
  2. お得な自動両替:リンギット残高が不足していても、アカウント内の他通貨から最も手数料が安くなるように自動で両替して決済してくれます。
  3. 手数料ゼロの利用:リンギット口座に残高があれば、カード決済時に海外利用手数料がかかりません。
  4. キャッシュレス決済:レストラン、カフェ、スーパーなどカード対応の店舗でタッチ決済が利用でき、支払いがスムーズです。
  5. 旅行後の資金管理:余ったリンギットはWiseアカウント内で簡単に他の通貨に両替できるので、無駄がありません。
  6. リスク軽減:多額の現金を持ち歩くリスクを減らし、必要な分だけATMで引き出すという安全なスタイルが可能です。
関連ページ 💡 Wiseマルチカレンシー口座の作り方や使い方を徹底解説!

まとめ

Wise(ワイズ)デビットカードは、マレーシアでの現金入手や決済において、非常に多くのメリットがあります。ATMを利用する際は、不利益なDCCを避けるため、必ず「現地通貨での取引」を選択することが重要です。

Wiseデビットカードで必要最低限の現金を引き出し、可能な場所ではタッチ決済する。

このような賢い方法で、マレーシア旅行をより安全に、そして経済的に楽しみましょう。ただし、万が一のトラブルに備えて、普段利用しているクレジットカードなど、複数の決済手段を用意することも大切です。

マレーシアでもデモ使えるWise(ワイズ)カードについての画像

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ソース

  1. Public Bank
  2. Maybank2u
  3. HSBC Malaysia
  4. RHB
  5. 海外キャッシュサービス|三井住友カード
  6. 外貨でのショッピングご利用に伴う海外事務処理手数料改定のご案内|クレジットカードの三井住友VISAカード
  7. 海外キャッシング|楽天カード
  8. 海外決済の適用レート・手数料の確認|楽天カード
  9. MUFGカード 海外でのご利用方法
  10. MUFGカード 海外キャッシングサービス
  11. MUFGカード カードローン・キャッシング|クレジットカードなら三菱UFJニコス
  12. 海外で利用する|キャッシング | イオンカード 暮らしのマネーサイト
  13. ショッピング(海外)について|クレジット|イオン銀行
  14. 海外キャッシング | クレジットカードはセゾンカード
  15. 外貨でのショッピングご利用に伴う海外事務処理手数料改定のお知らせ | クレジットカードはセゾンカード
  16. 海外キャッシング|クレジットカードはエポスカード
  17. 外貨でのショッピング利用時の事務手数料改定のお知らせ - エポスNet

*最新の手数料に関する情報は、お住まいの地域の利用規約およびサービスの利用条件をご確認いただくか、Wiseの手数料ページをご覧ください。これは一般的な情報提供を目的としたものであり、Wise Payments Limitedまたはその子会社、関連会社による法律、税務、その他の専門的なアドバイスを意味するものではありません。また、ファイナンシャルアドバイザーやその他の専門家によるアドバイスの代わりになるものではありません。



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Hikaru Osaka
2025年8月7日 7分で読めます

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