日本への一時帰国でおすすめのeSIM10選 | 日本の電話番号付きeSIMも紹介

Hikaru Osaka

海外に住んでいる人にとって、日本への一時帰国のインターネット環境をどうするかは、毎回悩みのタネですよね。SIMカードの入れ替えや、Wi-Fiレンタルの面倒さを考えると、もっと手軽な方法はないかと感じている人も多いのではないでしょうか。

そんな悩みを一気に解消してくれるのが「eSIM」です。物理的なSIMカードの抜き差しは不要で、オンラインで手続きが完結し、日本に到着した瞬間からスムーズにインターネットを利用できます。

この記事では、一時帰国におすすめのeSIMを徹底比較。ホテルやレストランの予約に便利な「日本の電話番号付きeSIM」も詳しくご紹介します。賢く旅をするための「Wise(ワイズ)」も合わせて紹介しているので、ぜひ最後までご覧ください。

Wise(ワイズ)について知りたい 💡

目次 🔖

そもそもeSIMとは?

eSIMについての画像

eSIM(イーシム) とは、スマートフォンやタブレットなどの端末本体に最初から埋め込まれている、デジタルなSIMのことです。従来は、小指の爪ほどの小さなSIMカードを本体に入れていましたが、eSIMはオンラインで情報を書き換えるだけで、通信サービスを利用できるというものです。

物理的なSIMカードのように無くす心配もなく、より手軽でスピーディーに通信回線を切り替えられることが特徴です。


eSIMとSIMカードの違い

eSIMとSIMカードの主な違いを以下の表にまとめました。一目でわかるほどに、eSIMはメリットがたくさんあります。

eSIMSIMカード
形状スマホ本体に内蔵

(物理的なカードなどは無し)

物理的なカード
契約・開通オンラインで完結・最短即日で利用可能郵送で数日かかる場合も
回線の切り替え画面上での設定のみで簡単カードの抜き差しが必要
紛失・破損リスクなしあり
海外利用渡航前に購入・設定が可能

現地ですぐに使える

現地で購入・交換する必要あり

日本への一時帰国でeSIMを使うメリット・おすすめの理由

日本への一時帰国でeSIMを使うと、様々なメリットがあります。ここでは、特におすすめしたい5つの理由をまとめました。

  1. 日本到着後すぐにインターネットが使える
  2. オンラインで準備が完了する
  3. 紛失や破損の心配がない
  4. 電話番号をそのまま使えることが多い
  5. Wi-Fiレンタルや海外ローミングよりお得で便利

日本到着後すぐにインターネットが使える

渡航前にeSIMを購入し、設定しておけば、日本に到着した瞬間からすぐに通信ができます。Wi-Fiルーターのレンタルカウンターに並んだり、SIMカードを購入するために店舗を探したりする手間が省けるため、到着直後に焦ることもなく、なによりも安心です。

オンラインで準備が完了する

eSIMは、すべてオンラインで手続きが完結します。わざわざ店舗に足を運んだり、郵送を待ったりする必要はありません。QRコードを読み込むだけで簡単に設定が完了するので、帰国前に忙しい時でも手軽に準備ができます。

紛失や破損の心配がない

物理的なカードではないため、紛失や破損の心配がありません。SIMカードを交換する際に、小さなカードをなくしてしまったり、うっかり割ってしまったりするリスクもなくなります。

電話番号をそのまま使えることが多い

現在利用しているSIMカード(主回線)をそのままスマホに残し、日本(旅行先)での通信用としてeSIM(副回線)を追加することで、日本のeSIMでデータ通信を行いながら、現在の電話番号で電話やSMSの受信ができます。電話番号に紐づくWhatsAppなども継続して使うことができるので、連絡をとりやすい状態を維持することができます。

Wi-Fiレンタルや海外ローミングよりお得で便利

Wi-Fiルーターレンタルは、受け取りや返却の手間がかかり、紛失や破損のリスクも考慮する必要があります。また、海外ローミングは非常に高額になるケースが多く、料金を気にしながら使うことになりがちです。一方、eSIMはオンラインでプランを選んで購入できるため、自分の滞在日数やデータ使用量に合わせて、最適なプランを選ぶことで、賢く節約ができます。


eSIMの利用で気を付けたいポイント

eSIMの利用で気を付けたいポイント

日本への一時帰国でeSIMを利用する際に、事前に確認しておきたい注意点がいくつかあります。スムーズにeSIMを使い始めるために、以下の点をチェックしておきましょう。

  • お手持ちのスマホがeSIMに対応しているか
  • SIMロックは解除されているか(SIMロックが必要な場合のみ)
  • eSIMのインストールにはWi-Fi環境が必須
  • データ容量は十分足りるか
  • テザリングはできるか
  • 購入後のキャンセル・返品は基本不可
  • 不慣れな人は事前に設定方法やサポートを確認しておくと安心

まず、お使いのスマホがeSIMに対応しているか、そしてSIMロックが解除されているかを必ず確認しましょう。特に2021年10月1日以前に購入した端末は、SIMロックがかかっている可能性があるため要注意です。

eSIMの設定にはWi-Fi環境が必須です。日本を出発する前に設定を済ませておくのが一番安心です。また、購入したプランのデータ容量が十分かも確認しておきましょう。不足した際の追加チャージは割高な傾向にあります。

最後に、eSIMは一度購入するとキャンセルや返品ができません。プラン内容や利用期間をしっかり確認し、不明な点は事前に公式サイトなどで調べておくと、安心して利用できます。


日本への一時帰国におすすめのeSIM10選

日本への一時帰国におすすめのeSIMをまとめました。実際に購入を検討する際は、公式サイトから最適のプランを探してみてください。

価格比較は、日本に「10日間滞在、無制限」を希望する場合で比較しています。

サービス名特徴価格比較どんな人におすすめか
エアトリeSIM³・1日単位のプランが豊富で、日本の大手キャリア回線を利用できるため安定している無制限

10日

7,480円

・滞在期間が短い人や、安定した通信環境を求める人
Trifa(トリファ)⁴・アプリをダウンロードする必要あり

・アプリ内で、プラン購入や残量チェックなどができる

・24時間日本人のチャットサポートあり

無制限

10日

7,990円

手厚いサポートがあると安心な人
Holafly(オラフライ)⁵・データ無制限プランが基本

・1日単位で選択できる

・返金申請は購入後6か月まで対応

・24時間カスタマーサポート

無制限

10日

5,490円

データ容量を気にせず使いたい人
eSIM square⁶・日数とギガ数が決まったパッケージ売りのプラン10GBパック

20日

2,890円

※10日/無制限はなし

短期間滞在で安価に抑えたい人
World eSIM⁷・海外WiFiレンタル「グローバルWiFi」提供元が運営

・アプリで設定や確認ができる

無制限

10日

8,400円

運営元の安心感を選びたい人
Airalo(エアロ)⁸・世界で2,000万人以上が利用する世界初のeSIMストア

・24時間サポートあり

・アプリで管理、チャージが可能

無制限

10日

5,350円

データ通信量は少なく安価に抑えたい人
JAPAN & GLOBAL eSIM⁹・プリペイドsim大手の「JAPAN & GLOBAL SIM」からeSIMが登場

・ギガ数と日数の選択肢が豊富

無制限

10日

5,650円

日本向けのサービスを安心して利用したい人
Ubigi(ユービージー)¹⁰・プリペイド式で追加料金の心配なし

・年間プランなどの長期もあり

5G

15日

2000円

※無制限は7日or30日

中長期的な滞在を予定している人
Nomad(ノマド)¹¹・複数キャリアの回線を利用できるため、電波状況が不安定な場所でも安定しやすい無制限

10日

4,563円

通信の安定性を重視する人
JETPAC(ジェットパック)¹²・割引オファーが豊富

・フライト遅延時の無料ラウンジアクセスなど独自の付帯サービスあり

・アプリで管理できる

無制限

10日

5,000円

シンプルなプランで手軽に利用したい人

eSIMを選ぶ際、価格やサポート面などがあるかと思います。各社のWebサイトを確認しながら、「どんな人におすすめか」でまとめたポイントを参考に選んでみてください。


日本の電話番号を取得したい人におすすめのeSIM

一時帰国中、地味に困るのが、日本の電話番号がないことです。レストランやホテルを予約したり、日本国内のサービスに登録したりする場合など、電話番号があると非常に便利です。海外在住者が日本の電話番号を維持・取得するのに適したeSIMサービスと、大手通信事業者のeSIMをピックアップしました。

サービス名維持費・メリット一時帰国時の利用方法・特徴
povo2.0¹³基本料金0円(通話+データ)で維持でき、6ヶ月に一度660円以上の利用があればOK。必要な時にデータや通話トッピングを追加購入するシステムなので、一時帰国時だけ好きなだけ使えます。
楽天モバイル¹⁴月額1,078円(税込)から。海外でも月2GBまで無料で使え、専用アプリを使えば海外から日本への通話も無料です。日本国内ではデータ無制限になるため、設定変更なしで快適に利用できます。
LINEMO(ラインモ)¹⁵月額990円(税込)から。長期的に利用停止・契約解除になりにくいため、安心して電話番号を維持できます。一時帰国時にはデータ容量を追加購入可能。LINEのトークや通話はデータ消費量にカウントされません。
日本通信SIM¹⁶月額290円(税込)からと、維持費が安いです。海外ではデータ通信できませんが、国際ローミングで通話とSMSは利用できます。帰国時にデータ容量を1GBあたり220円でチャージできます。維持費を徹底的に安くしたい人向けです。
ahamo(アハモ)¹⁷月額2,970円(税込)と維持費はやや高め。海外でも30GBまで追加料金なしで利用可能。海外での滞在期間が短めな方や、日本への一時帰国が多い方には、海外渡航時もそのまま使えるので便利です。
IIJmio(アイアイジェイミオ)¹⁸月額850円(税込)から。海外では通話とSMSのみ利用可能ですが、国内ではドコモ・auの回線から選べます。帰国時にデータ容量をチャージして利用できます。音声通話も利用可能なので、日本の電話番号を使いたい場合に便利です。
HISモバイル¹⁹月額280円(税込)からと、こちらも非常に安価。使わない月があっても自動解約がないので安心です。帰国前に一時的にプランをアップグレードすることで、一時帰国中も快適にデータ通信ができます。
mineo²⁰月額250円(税込)からのプランもあり、維持費を抑えられます。海外では通話とSMSのみ利用可能です。一時帰国時にデータ容量をチャージして利用できます。

日本についた時のeSIMの設定方法

eSIMをスムーズに使うには、日本に到着する前に準備しておくことが大切です。まず、Wi-Fi環境が必須なので、出発前に自宅や空港のWi-Fiで設定を済ませましょう。

また、設定でQRコードを読み込むステップがある場合、別の端末(PCなど)や、印刷したものが必要になるので要注意です。

設定方法は、iPhone¹とAndroid²で多少異なりますが、基本的には「設定」からeSIMを追加し、QRコードを読み込むだけで完了します。データ通信をeSIMに切り替えるのをお忘れなく。


eSIMを使う際に覚えておきたい注意点

eSIMは便利ですが、いくつか注意点があります。まず、eSIMのインストールや開通にはWi-Fiが必要なため、インターネットがない場所では設定できません

また、物理的なSIMカードと異なり、機種変更時には再設定が必要になる場合があります。スマホの操作に不慣れな方にとっては少し複雑に感じるかもしれませんが、一度経験すれば、次回以降はとても楽です。設定のサポートが手厚いサービスなどを選びながらぜひ試してみてください。

Airaloなどのサービスによっては、設定用の説明動画・GIFなどもメールで送ってくれるので、設定ステップをよく確認しながら、eSIMの設定・開通をするようにしましょう。


日本への一時帰国でお得に円に両替・円で決済:Wise(ワイズ)デビットカード

日本への一時帰国でお得に円に両替・円で決済:Wise(ワイズ)デビットカード

日本へ一時帰国するときに重要となるのが日本円への両替と決済ですよね。でも「どこで両替するのが一番いいのだろう?」と気になる人もいることでしょう。

そんな時におすすめなのがWise(ワイズ)のデビットカードです。

Wiseではアカウント内で簡単に外貨を日本円へと両替することができ、両替時にはリアルタイムの為替レートとわかりやすい手数料が適用されるので、ムダなコストを最小限に抑えながら円を取得することができます。

現金が必要な際もWise(ワイズ)のデビットカードを使うことで「イオン銀行」や「イーネット」などのATMから簡単に円を引き出すことができます(ATMで選択を求められた場合、「国際カード(International Cards)」を選択しましょう)。

【Wiseデビットカードの特徴】

  • 多くの国で活躍:150ヶ国以上でのデビットカード決済ができ、年会費も無料。
  • 最適な為替レート:上乗せコストのないリアルタイムの為替レートで取引を行えます。
  • 決済時に自動で両替:アカウントに円がないときは、一番お得な手数料を持つ通貨から自動で両替し、現地通貨で決済が可能。
  • 海外ATMから無料出金:海外で毎月2回まで無料で出金できる(※ATMから別途手数料が請求される場合があります)。
  • 海外事務手数料ゼロ:クレジットカードの高額な海外事務手数料を節約できます。
  • タッチ決済にも対応:お住まいの地域や国によってはApplePayやGoogle PayにWiseカードを追加してタッチ決済に使うこともできます。
  • 安心のセキュリティ:紛失・盗難に遭っても、アプリ内ですぐにカードを停止することで、不正利用を防ぐことができる。
注意:Wiseカードを発行した国により毎月無料で引き出せる金額が異なるので、居住国のWise Webサイトで確認するようにしましょう。

一番の大きな魅力は、リアルタイムの為替レートで決済・両替できることです。一般的なクレジットカードなどでは両替するときに上乗せ手数料が加算されますが、Wiseではそのままのレートで取引できます。

また、事務手数料も低く、お得にコストを抑えられる場合もあります。カードの発行には1,200円の手数料がかかりますが、年会費や月額手数料は一切かからず、アカウント開設も全てオンラインで完結します。

Wise を活用して、日本への一時帰国でスマートかつお得な円の利用を実現しましょう。お住まいの居住国によってサービスの内容も異なるので、居住国のWise Webサイトを見て、どのサービスが利用できるのかアカウント開設前に確認するようにしましょう。

Wise(ワイズ)カードを使ってみる 💳


まとめ

一時帰国中のインターネット環境は、オンラインで手軽に準備が完了するeSIMが断然便利です。多様なeSIMがあるため、あなたにぴったりなeSIMを選ぶことで、安価に抑えられたり、サポートが安心だったりと、ストレスフリーな一時帰国を満喫しましょう。

関連ページ 💡 海外旅行におすすめのeSIM10選!切り替えのタイミング、サービスごとの比較

ソース

  1. iPhoneのeSIMについて
  2. eSIMの設定方法 | Android
  3. エアトリeSIM
  4. Trifa(トリファ)
  5. Holafly(オラフライ)
  6. eSIM square
  7. World eSIM
  8. Airalo(エアロ)
  9. JAPAN&GLOBAL eSIM
  10. Ubigi(ユービージー)
  11. Nomad(ノマド)
  12. JETPAC(ジェットパック)
  13. povo2.0
  14. 楽天モバイル
  15. LINEMO(ラインモ)
  16. 日本通信SIM
  17. ahamo(アハモ)
  18. IIJmio(アイアイジェイミオ)
  19. HISモバイル
  20. mineo
  21. UQモバイル
  22. ワイモバイル

*最新の手数料に関する情報は、お住まいの地域の利用規約およびサービスの利用条件をご確認いただくか、Wiseの手数料ページをご覧ください。これは一般的な情報提供を目的としたものであり、Wise Payments Limitedまたはその子会社、関連会社による法律、税務、その他の専門的なアドバイスを意味するものではありません。また、ファイナンシャルアドバイザーやその他の専門家によるアドバイスの代わりになるものではありません。



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2025年9月9日 10分で読めます

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