スペインで銀行口座開設する方法・必要書類解説！日本から口座開設できる銀行は？

Hikaru Osaka

2025年5月19日

10分で読めます

スペインへの長期滞在やワーホリ、移住に必ず必要なのは銀行口座！スペインでお金の引き出しや給与の振り込みができなければ困りますよね。インターネット契約や賃貸契約をする際にも口座番号が必要です。本記事では、スペインの銀行について深掘りしながら銀行口座の開設方法をまとめていきます。

目次🔖
日本からスペインの口座情報を取得して、スペインからの送金を受け取れる！スペインで銀行口座を開く手順スペインで銀行口座を開くのに必要な書類日本にいながらスペインの銀行口座を開くことはできる？日本と違う！？スペインの銀行口座種類スペインの銀行口座に関わる手数料口座維持費カード手数料海外送金手数料スペインの銀行、どこがおすすめ？ Wiseマルチカレンシー口座 Wiseアカウントを使ってスペインからユーロを受け取る方法スペインの銀行口座開設のまとめ

目次🔖

日本からスペインの口座情報を取得して、スペインからの送金を受け取れる！
スペインで銀行口座を開く手順
スペインで銀行口座を開くのに必要な書類
日本にいながらスペインの銀行口座を開くことはできる？

日本と違う！？スペインの銀行口座種類

スペインの銀行口座に関わる手数料

口座維持費
カード手数料
海外送金手数料

スペインの銀行、どこがおすすめ？
Wiseマルチカレンシー口座

Wiseアカウントを使ってスペインからユーロを受け取る方法

スペインの銀行口座開設のまとめ

日本からスペインの口座情報を取得して、スペインからの送金を受け取れる！

通常、スペインからの送金を受け取る場合、以下の２つのコードが必要です。

IBANコード
SWIFTコード

スペインはSEPAに加盟しているのでIBANコードが求められます。一方で日本の銀行ではIBANコードが使用されていないため、SWIFTコードのみを伝えることになります。SWIFTコードは、海外送金を円滑に行い、適切に処理するために世界中の銀行が使用するコードです。

スペインの送金先に伝える情報は、SWIFTコード、銀行名、口座名義人名、口座番号です。スペイン国内の銀行のSWIFTコードはこちらで検索できます。

ちなみにSWIFTを使用した送金は、送金～着金するまである程度の日数がかかり、為替手数料や受け取り手数料が発生します。銀行によって手数料が異なる結果、割高な手数料を支払ってしまう可能性もあります。

一方で、Wiseのマルチカレンシー（多通貨）口座ならお得に海外送金ができる上、スペインの口座情報も日本にいながら取得できます。ユーロを日本円に変えずユーロのまま保有できるため、不要な手数料を支払う必要はありません。

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スペインで銀行口座を開く手順

銀行訪問の場合：

銀行窓口に訪問する日の予約をとる
- 英語対応が必要な場合は、この時点でお願いする
個人情報を記入する
必要書類を提出する・本人確認
口座開設完了
銀行サービスに加入（オンラインバンキング、アプリなど）
キャッシュカードの受け取りを待つ

オンラインでの開設手続きの場合：

ネット申請
- NIEナンバーが必要な場合が多く、こちらはVISAを申請する際に簡単に取得できます。ただし、予約の混み具合で3ヶ月かかることもあるので早めに準備しておきましょう。
- NIEナンバーのみで口座開設を申請する場合は、BBVAとSantanderのに2択なります。
必要な情報を入力する
必要な書類を提出する
アプリをダウンロード／デビッドカードを作る

開設までにかかる期間：

スペインの銀行口座開設は、1週間以内に完了し、キャッシュカードは通常2週間以内に届きます。

言語対応アポイントの取り方：

窓口での手続きにおいて英語での対応が必要な場合、予め銀行に問い合わせし、アポイントをとる必要があります。「英語を話すスタッフをお願いできますか？」と伝えましょう。

スペインで銀行口座を開くのに必要な書類

有効なパスポート
身分証明書
- スペインの外国人身分証番号：NIE（Número de Identificación de Extranjeros）*必須でないところもある
- スペインのEU民ではない外国人身分証番号：TIE（Tarjeta de Identidad de Entranjera）*必須でないところもある
住所証明書（光熱費の明細書、賃貸仮契約書、残高証明書など）
非居住者証明書（銀行によっては発行してくれる）
身分証明（雇用契約書、学生証）
口座開設時の初回デポジット50ユーロほどの現金

定期的に給料を受け取らないケースの場合は、給与無しの口座 Cuenta sin nóminaを開設する必要があります。また、注意点として、口座開設前に少なくとも30日間はスペインの社会保障制度に加入していなければなりません。

日本にいながらスペインの銀行口座を開くことはできる？

日本にいながら、スペインの銀行口座を開設できるところもあります。ほとんどの銀行にオンラインバンキングがあるため、送金や残高確認が簡単にできます。

スペインでは、WiseやRevolut、N26などのデジタルバンクが人気です。銀行口座の開設と口座維持手数料は無料。バーチャルカードで店舗でのお買い物ができたり、デビッドカードでATM引き落としもできます。何より、大手銀行口座よりも海外送金手数料が低いのがメリットです。

非居住者向けの口座もあります。スペイン最大の銀行Banco Santander（以下に詳細を記載）では、非居住者向けの銀行口座Cuenta Online para No Residentesが提供されています。口座開設に必要なのはパスポートのみ。必須条件を満たせば、月額料は無料。3万点以上のATMにアクセスできます。英語対応、オンラインバンクあり。

日本と違う！？スペインの銀行口座種類

スペインの銀行口座は、日本と同じ種類別になっています。日常的に使える口座、貯蓄口座、インターネットバンク、非居住者向けの口座があります。

日本人含む外国人に適した銀行口座はこちら：

Non-resident Bank Account（非居住者向けの銀行口座）：それぞれの銀行で提供されている場合があるので確認してみましょう。デメリットは、海外送金手数料が高いところです。
N26、Revolut、Wiseなどのマルチカレンシー口座：口座開設の容易さに優れ、各種手数料も抑えられます。

外国人による法人口座の開設も以下の書類があれば可能です。

会社の定款
会社取締役の身分証名所
会社所在地の証明書など

スペインの銀行口座に関わる手数料

口座維持費

スペインの多くの銀行口座では毎月0～15ユーロの口座維持手数料がかかります。

Cuenta Online para No Residentesのように、無料の銀行口座もあります。

カード手数料

クレジットカードの年会費は大体20～50ユーロかかります。無料のデビッドカードを提供している銀行もあるのであらかじめ確認するのがおすすめ。

ATM手数料に関しては、開設した口座の銀行以外から引き出しをした場合はすべて手数料が発生します。ATMの数が多い銀行を選ぶことで、不要な手数料を抑えられます。

基本的に1回の取引につき0～3ユーロの手数料がかかります。

海外送金手数料

海外送金手数料は、基本的に0.5～3%の手数料がかかります。

SWIFTとSEPAの違い：

国際送金ネットワークのSWIFTは、受取銀行の通貨とは異なる送金をする場合に利用します。基本的にIBANコードを使用して送金をします。スペインのIBANナンバー（24桁の番号）はこちらで確認できます。

SEPAは、SEPA地域内の国境を超えたユーロ（EUR）送金を国内送金と同等にするために作られた国際送金の一種です。SEPA加盟国のリストからSEPAに対応している国を確認できます。SEPAに準拠していない銀行は、通常SWIFT送金を利用します。

スペインの銀行、どこがおすすめ？

スペインのおすすめ有名銀行をランキング順にリストアップしていきます。

Banco Santander
- スペイン最大の銀行で信用度高め。ヨーロッパだけでなく、北米、南米、アジアでも展開中。オンラインバンクのアプリもあるのが便利。オンラインで口座開設可能。
BBVA
- スペインの主要銀行の一つ。アメリカや南米にも支店がある。ATMとオンラインバンクも充実している。オンラインで開設可能。
CaixaBank
- スペインで最も多くの支店がある。比較的新しい銀行ですが、ネットバンキングサービスはアクセスがしやすく信用度が高いと言われる。口座開設するには銀行窓口にて手続きが必要。
Banco de Sabadell
- ワーホリで人気の現地銀行。英語でのサービスが充実している。口座開設するには銀行窓口にて手続きが必要。

スペインでも主要のこれらの銀行では、英語でのサポートが充実しています。スペイン語に自信なくても安心。ヘルプライン、カスタマーサービス、オンラインバンク、書類など、英語での対応を受けることができます。

Banco de Sabadellでは、30以上の言語で書面作成に対応し、翻訳が必要なテキストがあれば送付して翻訳料の見積りを得ることができます。また、英語、ドイツ語、フランス語による24時間サポートも提供しており、電話やチャットで問い合わせができます。

Wiseマルチカレンシー口座

スペインにある主要銀行の口座開設では、月額利用料や高額の送金手数料を支払う可能性があります。そこで、Wiseというマルチカレンシー口座を使えば、ユーロを両替することなく日本でも保有することができます。

Wiseは、実際の為替レートと格安手数料で海外送金ができる口座です。手続きから本人確認、デビッドカードの発行まで、すべてオンラインで完結します。

Wiseが法人口座やフリーランス利用に向いている理由：

Wiseは160か国以上へ送金ができるため、海外取引や外貨での報酬受け取りにおすすめです。また、出張の際にWiseデビッドカードを使えば、お得な手数料でキャッシュを引き落としたり、仕入れの決済ができます。法人アカウントには、会計ソフトとの連携、Stripeや支払いリンクの作成などのサービスがあります。

Wiseの法人口座について 💡

Wiseアカウントを使ってスペインからユーロを受け取る方法

Wiseアカウントがあれば、簡単にスペインからユーロを受け取ることができます。

スペインのクライアントから送金を受けるステップ：

SWIFTコードを確認する
受取銀行の情報を共有する
1. SWIFTコード
2. 受取り銀行名
3. 支店名
4. 銀行住所
受取人の情報を共有する
1. 口座名義
2. 口座番号
3. 受取人住所
4. 電話番号

IBANは使える？

Wiseアカウントさえあれば、スペインに銀行口座がなくてもIBANを使えるというメリットがあります。スペインの口座情報IBANを取得できれば、ユーロの送金を無料で受け取ることができます。

為替レートのメリットと注意点は？

日本や海外の銀行では、為替レートは高めに設定されており、多額の手数料を取られる可能性もあるので注意が必要です。為替手数料は銀行によって異なるため、予め確認することが重要です。

一方でWiseではミッドマーケットレートの為替レートを使用するため、送金やカードの利用時にすぐ手数料が確認できるというメリットがあります。また、海外送金の手数料を安く抑えられます。

スペインの銀行口座開設のまとめ

スペイン行きが決まったら、さっそく銀行口座を開設しましょう。Wiseならスペインへ旅立つ前に口座を開いてユーロを入金しておくことができます。

そのほか多通貨で資金を保有できるのでリスクヘッジにもなります。賃貸契約など口座情報が必要なときにも便利！

スペインの口座情報を取得し、到着後すぐに口座番号などを共有できます。Wiseデビッドカードで手数料なしのショッピングも楽しめます。

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ソース：

*最新の手数料に関する情報は、お住まいの地域の利用規約およびサービスの利用条件をご確認いただくか、Wiseの手数料ページをご覧ください。これは一般的な情報提供を目的としたものであり、Wise Payments Limitedまたはその子会社、関連会社による法律、税務、その他の専門的なアドバイスを意味するものではありません。また、ファイナンシャルアドバイザーやその他の専門家によるアドバイスの代わりになるものではありません。

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