フィリピンナショナルバンク口座開設ガイド |PNB口座開設の必要残高、手数料は?デビッドカードのある口座は?

Hikaru Osaka

フィリピンへ移住される方は、フィリピンナショナルバンク(PNB)の口座開設を検討してみてはいかがでしょうか。実は、フィリピンナショナルバンクの支店が東京と名古屋にあります。渡航する前に現地での銀行口座を開きたい方におすすめです。

本記事では、日本人でも口座開設ができる普通口座(当座口座)の3種類について触れていきます。それぞれに必須条件と費用が発生します。

目次🔖

フィリピンナショナルバンク口座の特徴

フィリピンナショナルバンクの普通口座には月額料はありませんが、必要最低残高を下回ると費用が発生するので注意が必要です。詳しくは、記事下「フィリピンナショナルバンク口座開設の最低残高」をご確認ください。

Regular CheckingBudget CheckingPriority Checking
特徴
  • 無利息口座
  • 小切手の発行により引き出しが可能
  • 無利息口座
  • 小切手の発行により引き出しが可能
  • 金利のある口座
  • デビッドカードおよびPassbookが利用できる
  • PNB口座をすでに最低6か月利用している場合のみ申し込み可
初回デポジットPHP 10,000PHP 5,000PHP 25,000
金利0%0%0.100%

さらに、フィリピンナショナルバンクでは、デビッドカードが含まれる貯金口座もあります。全世界200万以上のATMを利用できるようになります。

また、デビッドガードが有効であれば、PNBデジタルアプリを日本からでも以下の口座に登録することができます。

  • 普通預金口座
  • 普通預金通帳付き口座
  • 定期預金口座
  • ジョイント口座
  • PNBクレジットカード

フィリピンナショナルバンク口座開設にかかる費用

フィリピンナショナルバンクの当座口座には、初回デポジットと必要最低残高が指定されているため、この金額を下回らないように入金する必要があります。

Regular Checking および Budget Checkingにはデビッドカードが含まれていませんが、ATMカードの利用はできます。フィリピンナショナルバンクの窓口へ行き、申し込みフォームに記入して提出すれば口座開設と同時にATMカードを発行できます。発行後、4時間で有効になり、利用できるようになります。

Priority Checking口座に関しては、通帳およびデビッドカードが含まれますので、デビッドカードでATM利用が可能です。

ATM利用料

項目費用
PNB銀行間の取引残高照会無料
現金引き出し無料
その他の銀行カードでPNBのATMを利用した場合残高照会PHP 2.00
現金引き出しPHP 15.00
PNB銀行のATMカードを他の銀行で利用した場合残高照会他店の費用による
現金引き出し他店の費用による
ATM InterBank 資金移動送金手数料PHP 25.00
ATM Safe(保険)月額料PHP 12.00
ATM サービスチャージ海外カードの引き出し、

ファストキャッシュ、

キャッシング取引

PHP 250.00
海外ATMでの引き出しPHP 150.00
海外ATMでの残高照会PHP 75.00

海外送金手数料

米国からフィリピンペソに送金する場合、最低 USD3.98の手数料が発生します。

フィリピンナショナルバンク口座開設資格

フィリピン国籍のない日本人が口座を開設する場合、必要書類の事前審査が必要になります。必要書類をPNB東京支店のEメールアドレス宛に送ることが必須です。返信まで3営業日以上かかります。審査後にPNB東京または名古屋支店に来店し、PNB口座開設の手続きを行いましょう。

フィリピンナショナルバンク口座開設に必要な書類

現地の窓口にてフィリピンナショナルバンクの口座開設に必要なもの:

  • 有効な身分証(ID)1つ
  • 必要事項を記入したフォーム(該当する場合は、TINおよびSSS/GSIS番号を記入)
  • 各口座指定の初回デポジット費用

日本支店の窓口にてフィリピンナショナルバンクの口座開設に必要なもの:

  1. 本人確認書類 (現住所が記載され且つ有効期間内の原本が必要になります。現住所が記載されていない場合は、3か月以内に発行された個人番号付きの住民票が別途必要になります。)
  • 日本国籍の場合
    1. マイナンバーカード、あるいは、個人番号通知カード
    2. パスポート
    3. 運転免許証、あるいは、健康保険証
  • 日本に居住しており、外国籍の場合
    1. マイナンバーカード、あるいは、個人番号通知カード
    2. パスポート
    3. 在留カード(現住所が記載されているもの)
  1. 年収を証明する書類(日本国籍およびフィリピン国籍がない人)

確定申告書もしくは源泉徴収票 ※通帳の写し、勤務先からの年収証明書などは提出不可

  1. 手数料
  2. 海外送金手数料:3,000 円
  3. 郵送費用(ATM カード 注:発行には条件あり):610円
  4. 郵送費用(通帳・小切手帳、定期預金証書等):520円※小切手帳発行手数料は開設された当座預金口座から小切手代金をお引き落とし※口座開設とともに小切手帳追加注文した場合、送料 520円追加

フィリピンナショナルバンク口座開設の最低残高

Regular CheckingBudget CheckingPriority Checking
必要最低残高PHP 10,000PHP 5,000PHP 25,000
最低残高を下回る場合/5年以上口座が利用されていない場合PHP 30.00PHP 30.00PHP 30.00

フィリピンナショナルバンク口座開設の流れ

  1. 口座開設フォームをダウンロードして入力する
  2. 支店に来店し、必要な書類を提出する
  3. 小切手帳が届くのを待つ
  4. PNB デジタルバンキングに加入する

フィリピンナショナルバンク口座開設にかかる時間

初回の小切手帳は口座開設後、窓口ですぐに受け取り可能です。Priority Checking AccountのPAL Mabuhay Mailes デビッドマスターカードは口座開設後、7〜10営業日以内に発行されます。

Wise口座の低い手数料でお得に海外送金

日本国籍であれば、PNB口座開設するには必要書類と審査が必要になるので多少の時間がかかります。通帳、ATMカード、小切手帳などの受け取りも2か月かかるようなので、早めに手続きをしておくと安心です。また、東京または名古屋の支店窓口へ直接来店する必要があることから、県外であれば交通費の負担もあります。

時間が限られているようなときには、Wiseがおすすめ。日本からでもオンラインでWise口座を開設できる上、JPY含む他の通貨からPHPにすぐに両替できるので現地ですぐに決済できるようになります。

さらに、Wise間の送金なら無料。Wiseではミッドマーケットレートの為替レートを適用しているので、海外送金の手数料を安く抑えられます(10,000JPYをPHPに換金した場合)。海外で使用できるデビッドカード、Wiseデビットカードも事前に準備できます。

Wiseでフィリピンへの移住準備を快適にしましょう。

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ソース:
  1. Checking Accounts | PNB
  2. PNB Regular Checking Account | Philippine National Bank
  3. PNB Budget Checking Account | Philippine National Bank
  4. PNB Priority Checking Account | Philippine National Bank
  5. PNB Table of Fees and Charges | Philippine National Bank
  6. PNB-Japan-Philippine-Based-Account-Japanese.pdf

*最新の手数料に関する情報は、お住まいの地域の利用規約およびサービスの利用条件をご確認いただくか、Wiseの手数料ページをご覧ください。これは一般的な情報提供を目的としたものであり、Wise Payments Limitedまたはその子会社、関連会社による法律、税務、その他の専門的なアドバイスを意味するものではありません。また、ファイナンシャルアドバイザーやその他の専門家によるアドバイスの代わりになるものではありません。



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