フィンランド旅行のベストシーズンは?魔法のような絶景オーロラに出会う旅のヒント

Nur Afiqah MK

森と湖に囲まれた神秘的な国、フィンランド。北欧デザインが息づく、おしゃれな都市ヘルシンキから、サンタクロースに会えるロヴァニエミ、そして空に舞うオーロラの絶景まで、フィンランドには心を揺さぶる魅力が詰まっており、日本から訪れる人も多い国です。一度は旅したい憧れの国だからこそ、フィンランドならではの特徴を事前に理解して、ベストなフィンランド旅を楽しみましょう。

この記事では、あなたの旅をより快適にするための気候情報や、人気の観光地、そして旅費を抑えるコツまで、幅広くご紹介します。

また、記事の最後にはフィンランド旅行や移住でお得な手数料や為替レートでのユーロへの両替やユーロでの決済ができるWise(ワイズ)についてもご紹介しているので、ぜひご覧ください!

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目次 🔖

フィンランドの旅行先としての魅力とは?

フィンランドの魅力は、何といっても「自然」と「デザイン」、そして「サウナ」です。国土の7割以上が森、1割が湖という手つかずの大自然は、まさに人生で一度は体験したい深呼吸の気持ちよさ。

また、世界幸福度ランキング1を8年連続1位を獲得しているフィンランドには、自分を信じて困難に立ち向かう「シス(sisu)」と呼ばれる国民性が根付いています。この「シス」から生き方のヒントを得られるかもしれない、というのもフィンランドが持つひとつの魅力でしょう。

首都ヘルシンキでは、マリメッコやイッタラといった北欧デザインが息づく洗練された街並みが楽しめます。厳しい寒さの冬でも、サンタクロースに会えたり、神秘的なオーロラが見られたりすることも、日本からの観光客に人気の理由です。

フィンランドの季節・気候について2

フィンランドの気候は、季節による変化が非常に大きく、また国土が南北に長いため、地域によっても大きく異なります。特に北極圏に近づくにつれて、冬が長く厳しくなるのが特徴です。体感気温に合わせて柔軟に調整ができるよう、重ね着がしやすい服装がおすすめです。

春(3月~5月)

南部では徐々に雪が溶け始め、気温も少しずつ上がってきますが、北部のラップランド地方はまだまだ冬の終わりです。春の訪れとともに日差しが強くなり、春スキーを楽しむ観光客も多く見られます。

夏(6月~8月)

最も過ごしやすい季節で、気温は15~25℃程度。カラッとしていて湿度が低いのが特徴です。特に夏至の頃には、太陽がほとんど沈まない「白夜」を体験できます。日中は薄着で過ごせますが、朝晩は冷え込むことがあるので、薄手のジャケットやパーカーがあると安心です。足元も素足だけにならないよう、靴下やスニーカーなどの準備をしておきましょう。

秋(9月~10月)

秋は森の木々が色鮮やかに染まる「ルスカ」の季節。ルスカとはフィンランド語で紅葉という意味です。特に北部から紅葉が始まり、南下していきます。日照時間は徐々に短くなり、夜は冷え込むので、本格的なジャケットが必要になります。また、この時期からオーロラ観測も可能になります。

冬(11月~2月)

非常に寒さが厳しく、特に北部では日中も太陽が昇らない「極夜(カーモス)」となります。この時期はオーロラ鑑賞に最高な時期ですが、気温は氷点下になるのが当たり前で、マイナス20℃以下になることも珍しくありません。十分な防寒対策を行うようにしましょう。

フィンランド旅行でおすすめのベストシーズンはいつ?

フィンランドは、旅の目的によってベストシーズンが大きく変わります。特に、夏と冬での日照時間が大きく異なることは日本と違う特徴です。夏は太陽が沈まない白夜、冬は日中も太陽が昇らない極夜となり、1日の中でも気温の差が激しいため、日本で過ごす感覚だけを頼りにせず、特に防寒の準備は念入りに行うようにしましょう。

白夜と湖の国を満喫するなら「夏(6月〜8月)」

夏はフィンランドの自然が最も輝く季節です。日照時間が長く、夜遅くまで屋外で過ごせる「白夜」は、この時期ならではの特別な体験。ロバニエミなどの北極圏では、太陽が沈まない日が続きます。気温も過ごしやすく、湖でのカヌーやボート遊び、森でのハイキング、そしてベリーやキノコ摘みなど、アウトドアアクティビティを存分に楽しむことができます。大自然の中へ行く際は、日焼け対策や虫よけスプレーを忘れずに。

紅葉と落ち着いた雰囲気を楽しむなら「秋(9月〜10月)」

フィンランドの秋は、森が燃えるような赤や黄色に染まる紅葉の季節です。特に北部のラップランド地方では、9月上旬からこの美しい紅葉が見られます。観光客も夏のハイシーズンに比べて落ち着くため、静かに景色を楽しんだり、街歩きをしたりするのにぴったり。また、夜が長くなり、空気が澄んでいるので、オーロラ観測のチャンスも、この時期から増えてきます。気温は徐々に下がっていくので、重ね着で調節できる服装を準備しておきましょう。

幻想的な雪景色とウィンタースポーツを楽しむなら「冬(11月〜2月)」

フィンランドの冬は厳しい寒さですが、その分、特別で幻想的な魅力に満ちています。一面の銀世界の中で、犬ぞりやトナカイそり、スノーモービルといったアクティビティを体験できます。ラップランド地方では、サンタクロース村を訪れてサンタクロースに会ったり、アイスホテルに泊まったりするのも人気の過ごし方です。また、夜が長いので、オーロラ観測のハイシーズンでもあります。本格的な防寒対策をしっかりとすれば、この時期ならではの特別な旅を楽しめます。

フィンランド旅行で人気の観光地

Icebathing in Finland

フィンランドには、都市から大自然まで、多様な魅力があります。ショッピングや美術鑑賞、体を動かすウィンタースポーツから、心身を解放するサウナまで。それぞれの良さをご紹介します。

ヘルシンキ3

首都ヘルシンキは、北欧デザインの中心地です。マリメッコやイッタラ、アラビアなどの本店を巡ったり、デザイン地区では、どこを切り取ってもおしゃれなカフェやショップを楽しめます。夏はマーケット広場が賑わい、冬はクリスマスマーケットで幻想的な雰囲気を堪能しましょう。

ラップランド4

フィンランド北部に広がる広大なエリアで、オーロラ観測やウィンタースポーツのメッカとして、世界中から人が集まります。サンタクロース村があるロヴァニエミ、犬ぞりやトナカイそり、アイスホテルなど、冬ならではのアクティビティを存分に体験できます。また、夏には白夜の太陽の下でハイキングやカヌーを楽しむこともでき、一年中楽しめる場所です。

タンペレ5

湖に囲まれた美しい街で、「サウナの首都」とも呼ばれています。フィンランドで最も古いとされる公共サウナもこのエリアにあり、本場フィンランドならではのサウナ文化を体験できます。プーニッキ展望タワーには、世界で一番おいしいと言われるドーナツもあるとか。

トゥルク6

フィンランド最古の都市で、かつては首都でもありました。アウラ川沿いを散策しながら、中世のトゥルク城や、700年の歴史を持つ大聖堂といった歴史的な建造物を訪れるなど、フィンランドの歴史と文化に触れることができます。夏は川沿いのカフェでくつろいだり、美しい群島を巡るフェリーに乗ったり、のんびりした時間の流れを味わうことができます。

フィンランドでオーロラが見れるおすすめのシーズンや地域はどれ?

Finland Aurora

フィンランドは、オーロラ観測で世界的に有名です。特に北部のラップランド地方は、オーロラベルトの真下に位置するため、高い確率で観測できます。オーロラを見るのに最適な時期⁷は、8月下旬から4月にかけてです。

特に空が澄んでいる秋(9月~10月)と、極夜で夜が長い冬(11月~2月)が観測には適していると言われています。ラップランド北部では、1年のうち約200夜、空が澄んでいれば2夜に1夜の割合でオーロラが見られるとも言われるほどのベストスポット。

フィンランド旅行の計画をする前に注意したい・避けたい時期はいつ?

フィンランド旅行で注意したいのは、冬の極夜(カーモス)8です。北部では11月末から1月にかけて、日中でも太陽が昇らない時期が続きます。冬の景色がやわらかな暗闇に包まれるという幻想的な体験ができますが、日照時間が極端に短いため、気分が落ち込んだり体調を崩したりする人もいます。また、クリスマスや年末年始は多くの店が閉まるため、この時期に旅行する場合は事前の確認をするようにしましょう。

フィンランド旅行に安く行ける時期はいつ?

フィンランド旅行の費用を抑えたいなら、春(3月〜5月)と秋(9月〜10月)がおすすめです。これらの時期は、夏のハイシーズンと冬のオーロラシーズンに挟まれたオフシーズンにあたるため、航空券やホテルの料金が安くなる傾向にあります。

この時期は、夏のような白夜や冬のような雪景色はありませんが、旅費を抑えてフィンランドをじっくり楽しむことができます。春は雪解け後の新緑、秋は美しい紅葉が楽しめます。また、観光客が少ないため、美術館や博物館、サウナなどを落ち着いた雰囲気で、ゆったりと巡るのには最適です。

フィンランド旅行にビザ申請は必要?

日本国籍の方が観光や短期商用でフィンランドに滞在する場合、90日以内であればビザは不要9です。フィンランドはシェンゲン協定加盟国であり、この規定はシェンゲン圏内全体に適用されます。

ただし、2026年にはETIAS10(エティアス:欧州渡航情報・認証システム)が導入される予定です。これは、ビザが免除されている国籍の渡航者が、事前にオンラインで認証を申請する必要があるシステムです。ETIASの導入後は、フィンランドを含むシェンゲン加盟国への渡航前に、事前の申請手続きが必要になります。最新の情報は、フィンランド大使館や関連機関の公式サイトで必ず確認するようにしてください。

関連ページ 💡 ETIAS(エティアス):日本人がヨーロッパ旅行で必要な申請方法と導入時期

フィンランド旅行でのお得な決済やユーロでの両替に:Wise(ワイズ)

フィンランド旅行でのお得な決済やユーロでの両替に:Wise(ワイズ)

旅行中に外貨両替をお得にするなら、Wise(ワイズ)のデビットカードがおすすめです。両替所や銀行での両替は、市場レートではなく、隠れた手数料が上乗せされた為替レートになっています。

一方で、Wiseデビットカードなら、隠れた手数料が上乗せされていない、市場レートでお得に両替することが可能です。さらに、現金を持ち歩くことなく、現地でお得なレートのまま手数料無料で、カード決済することができます。また、現地ATMでお金を引き出すことも可能です。約40以上の通貨を1つのアカウントで保有、両替、管理ができるので、フィンランド旅行でも活躍すること間違いなしです。

さらに、Wiseではユーロの現地口座情報を取得できるので、さらにお得にユーロでの両替・決済が可能です。また、一つのアカウントで約40以上の通貨を保有、両替、管理できるので、フィンランド旅行だけでなく、他の国に訪れる際にも大活躍します。

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ソース:
  1. World Happiness Report 2025
  2. フィンランドの気候と天候
  3. ようこそヘルシンキへ
  4. ようこそラップランドへ
  5. タンペレ ‐ 世界のサウナの中心地以上の場所
  6. トゥルク
  7. オーロラや白夜を楽しむのに最適な時期
  8. フィンランドの冬の極夜の壮大な写真
  9. 在フィンランド日本大使館
  10. 日本人にとってのETIAS(エティアス)

*最新の手数料に関する情報は、お住まいの地域の利用規約およびサービスの利用条件をご確認いただくか、Wiseの手数料ページをご覧ください。これは一般的な情報提供を目的としたものであり、Wise Payments Limitedまたはその子会社、関連会社による法律、税務、その他の専門的なアドバイスを意味するものではありません。また、ファイナンシャルアドバイザーやその他の専門家によるアドバイスの代わりになるものではありません。



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Hoi Yi Leung
2025年3月24日 5分で読めます

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