カナダで現金はいくら必要?手数料を抑えるお得な決済方法も解説!
カナダではどれくらいの現金が必要?カナダ旅行や留学における現金の必要性、カードとの使い分け、チップ事情まで網羅的に解説します。
カナダは日本の約27倍もの広大な国土を持ち、ロシアに次ぐ世界第2位の広さを誇ります。そのため、国内には6つものタイムゾーンが存在するほどで、多様な文化や、息をのむほどの壮大の自然が共存し、訪れる場所ごとに全く異なる顔を見せてくれます。
ロッキー山脈の雄大な景色、ナイアガラの滝の迫力、そして夜空を彩るオーロラなど、見どころは尽きません。そんな魅力が詰まったカナダへの旅行、せっかくなら最高のシーズンに訪れたいと思いませんか?
この記事では、カナダ旅行を快適にするための気候情報や、人気の観光地、旅費を抑えるコツまで幅広くご紹介します。祝日や航空券の高い時期、悪天候の季節を避けて、賢く旅を計画しましょう。記事の最後には、カナダ旅行でお金の両替や決済をお得にできるWise(ワイズ)についてもご紹介していますので、ぜひ参考にしてください。
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広大な国土を持つカナダは、地域によって気候がかなり異なります。ここでは、地図で見たときに「西側」「東側」、そしてその間に位置する「ロッキー山脈周辺」という3つのエリアに分けて、それぞれの気候の特徴を見ていきましょう。
カナダの最西端、太平洋に面した地域です。日本の西日本に近いイメージの気候で、比較的温暖で、冬でも氷点下になることはほとんどありません。ただし、雨が多いため、常に傘や防水機能がしっかりとした上着を携帯することがおすすめ。
雨が多く、肌寒い日もあります。日本の春よりも涼しいので、薄手のダウンコートやセーターが必要です。
比較的温暖で乾燥しており、過ごしやすい気候です。ただし朝晩は冷えることがあるので、羽織るものがあると安心です。
再び雨が多くなり、気温も下がります。日本の秋に近い気候ですが、より寒くなることを想定した服装が良いでしょう。
比較的温暖ですが、雨が多く降ります。日本の冬に似ていますが、雨が冷たく、より寒さを感じることもあります。
カナダ東部、トロントやモントリオールなどの地域です。内陸部に位置するため、夏は暑く、冬は厳しい寒さになります。冬は日本の北海道ほどの積雪があり、気温もマイナス10℃以下になることが珍しくありません。
冬の寒さが残り、特に3月はまだ雪が降ることも。4月頃から徐々に暖かくなります。
湿度が高く、気温も30℃を超えることがあります。東京の夏のように蒸し暑い日が多いです。
9月はまだ暖かく、10月になると紅葉が美しい季節になります。気温の差が激しいので、重ね着で調整するのがおすすめです。
厳しい寒さとなり、気温はマイナス10℃以下になることも珍しくありません。日本の北海道の冬をイメージしてください。寒さに耐えられる分厚いダウンコートや手袋、マフラーが必須です。
西海岸と東部の間に位置する、カナダを代表する山岳地帯です。標高が高いため、夏でも朝晩は冷え込みます。日中は太陽が出ていれば暖かく感じますが、朝晩の寒暖差は大きいので、常に厚手の上着を用意しておきましょう。冬は一面の銀世界に包まれ、極上のウィンタースポーツが楽しめます。
まだ雪が多く残り、スキーシーズンが続きます。日中は暖かくなりますが、冬の装備が必須です。
晴天の日が多く、避暑地として最適です。朝晩は冷え込むので、暖かい上着は必ず用意しておきましょう。また、日差しが強いので日焼け対策も欠かせません。
9月にはすでに気温が下がり始め、冬の始まりを感じさせます。寒暖差に対応できるよう、重ね着や薄手のダウンは準備しておくと安心です。
非常に寒く、積雪量も多いため、防寒や雪対策は万全にしてください。
広大なカナダでは、旅行の目的や訪れる地域によってベストシーズンが変わります。
夏はカナダの自然が最も輝く季節。ロッキー山脈では、エメラルドグリーンの湖でのカヌーやハイキングが楽しめます。日照時間も長く、夜遅くまでアクティビティを満喫できるのが魅力。ただし、観光客で混み合うため、早めの予約がおすすめです。
秋は特に東部の紅葉が息をのむほど美しい季節です。メープル街道のドライブやサイクリングに最適。夏のハイシーズンに比べて観光客も落ち着くため、ゆったりと街歩きを楽しんだり、美術館巡りをするのにもぴったりです。
冬のカナダは、幻想的な雪景色と特別な魅力に満ちています。ロッキー山脈では極上のパウダースノーでスキーを堪能でき、都市部ではクリスマスマーケットが街を彩ります。オーロラ観測もハイシーズンを迎える、特別な季節です。
おすすめ地域別に、カナダのベストシーズンにおける気温と降水量をまとめました。
地域 | 時期 | 月平均気温 | 月平均最高気温 | 降水量 |
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バンクーバー | 夏(8月) | 18.3℃ | 22.3℃ | 35mm |
秋(10月) | 10.0℃ | 13.5℃ | 120mm | |
冬(1月) | 3.5℃ | 6.1℃ | 154mm(雨) | |
トロント | 夏(8月) | 21.2℃ | 25.4℃ | 79mm |
秋(10月) | 10.6℃ | 13.9℃ | 62mm | |
冬(1月) | -3.9℃ | -0.7℃ | 60mm(雪) | |
モントリオール | 夏(8月) | 20.2℃ | 24.8℃ | 95mm |
秋(10月) | 8.8℃ | 12.3℃ | 91mm | |
冬(1月) | -9.4℃ | -5.7℃ | 81mm(雪) | |
バンフ | 夏(8月) | 14.1℃ | 21.6℃ | 51mm |
秋(10月) | 4.9℃ | 9.9℃ | 27mm(雪も) | |
冬(1月) | -8.4℃ | -3.0℃ | 28mm(雪) | |
イエローナイフ | 夏(8月) | 12.8℃ | 17.5℃ | 38mm |
秋(10月) | -4.9℃ | -2.6℃ | 24mm(雪) | |
冬(1月) | -25.3℃ | -21.6℃ | 16mm(雪) |
豊かな自然が広がる国立公園から、多文化が息づく国際都市まで、カナダは訪れる場所ごとに全く異なる感動を与えてくれます。特に人気の観光地をご紹介します。その地域ならではの隠れた魅力を、実際に訪れ、体感してみてください。
西海岸に位置する、海と山に囲まれた美しい都市です。ビーチと山登りが1日で楽しめてしまう、アクティビティが詰まった街です。東京ドーム約90個分にもおよぶスタンレーパークでは、レンタサイクルで広大な自然を楽しめます。バンクーバーのダウンタウンから15分ほどのグラウス・マウンテンでは、夏はハイキングを、冬はスキーを楽しむこともできます。
トロントはカナダ最大の都市で、多文化が共存する活気あふれる街、トロント。ランドマークであるCNタワーからは、街全体を見渡せます。夏は美術館や博物館巡り、冬はアイスホッケー観戦などが魅力的です。200年以上続くセントローレンス・マーケットでは、新鮮な農産物やチーズなど伝統的なファーマーズマーケットを楽しめます。
ロッキー山脈の中心に位置するバンフは、カナダを代表するリゾート地です。エメラルドグリーンの湖、ルイーズ湖やモレーン湖は息を飲む美しさ。夏はハイキングやカヌー、冬はスキーやスノーシューなど、年間を通して様々なアクティビティが楽しめます。
モントリオールのヨーロッパのような街並みは「北米のパリ」とも呼ばれます。フランス文化が根付き、言語や食事などの多様性を肌で感じられる街です。石畳の通りに煉瓦造りの建物が美しい旧市街の街並みは、特に秋の紅葉シーズンが美しく、冬にはクリスマスマーケットが開催され、幻想的な雰囲気に包まれます。
イエローナイフは北極圏に近く、オーロラの出現率が高いことから、オーロラ観測地として非常に有名な地域です。夏は白夜、冬は気温が-20℃以下になることもあります。先住民が重んじてきた文化が根付き、犬ぞり体験や極北料理などを味わうこともでき、人生で忘れがたい貴重な旅の体験となるはずです。
カナダは世界有数のオーロラ観測スポットです。特にオーロラベルトの真下に位置する地域では、高い確率でオーロラを見ることができ、神秘的な光景を求めて世界中から人が集まります。オーロラ観測におすすめのシーズンは、一般的に空気が澄んでいて晴天の日が多い秋と冬。特に夜が長く暗い冬は、オーロラがより鮮明に見える可能性が高くなりますが、寒さも一段と険しくなるため、しっかりとした準備と対策が必要です。
オーロラ観測のベストスポットとシーズンを表にまとめましたので、ぜひ参考にしてみてください。
観測地 | おすすめのシーズン | 特徴 |
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イエローナイフ(ノースウエスト準州) | 8月中旬〜10月上旬 11月下旬〜4月上旬 | オーロラベルトの真下に位置し、年間240日以上観測可能とされています。湖面に映るオーロラが美しい秋と、雪景色とオーロラのコントラストが魅力の冬が特に人気です。 |
チャーチル (マニトバ州) | 2月〜3月 9月〜10月 | 「地球上で3本指に入る」と言われるオーロラ観測地。ホッキョクグマなどの野生動物観察とオーロラ観測を同時に楽しむことができます。 |
ホワイトホース (ユーコン準州) | 8月下旬〜4月中旬 | ゴールドラッシュで栄えた歴史を持つ地。犬ぞりやスノーモービル、温泉などのアクティビティと組み合わせて楽しめます。 |
バンフ・ジャスパー(アルバータ州) | 9月〜10月中旬 | カナディアン・ロッキーの壮大な山々や氷河湖を背景にオーロラを観測できる、他にはない絶景が魅力です。 |
カナダ旅行の費用を抑えたいなら、観光客が減るオフシーズンの11月〜3月がおすすめですが、一方でこの時期は、冬のカナダの大自然を求めてスキーやスノーボードといったウィンタースポーツの需要が高まることもあります。予算を重視する方は、冬の時期を狙いつつも、早めに航空券やホテルの料金をチェックしてみてください。
日本国籍の方が観光目的でカナダに空路で入国する場合、eTA(電子渡航認証) ⁸の取得が必須です。これは、アメリカ入国に必要なESTAと同様のシステムで、事前にオンラインで申請と認証を済ませておく必要があります。
eTAの有効期限は5年間(パスポートの有効期限が5年以内の場合は、パスポートの有効期限まで)で、一度取得すれば、有効期限内は何度でもカナダに入国できます。申請には7カナダドルの手数料がかかります(2025年8月時点のレートで約750円)。
また、申請は1人につき1回の手続きが必要です。例えば、3人家族で旅行する場合、それぞれ個別に申請書を記入・提出し、支払い手続きを行う必要があります。入国の際に慌てないよう、必ず出発の数日前までには申請を完了させておきましょう。
カナダ旅行中に外貨両替をお得にするなら、Wise(ワイズ)のデビットカードがおすすめです。両替所や銀行での両替は、市場レートではなく、隠れた手数料が上乗せされた為替レートになっています。
一方で、Wiseデビットカードなら、隠れた手数料が上乗せされていない、市場レートでお得に両替することが可能です。さらに、現金を持ち歩くことなく、現地でお得なレートのまま手数料無料で、カード決済することができます。また、現地ATMでお金を引き出すことも可能です。約40以上の通貨を1つのアカウントで保有、両替、管理ができるので、カナダ旅行でも活躍すること間違いなしです。
さらに、Wiseではカナダの現地口座情報を取得できるので、日本からカナダに留学やワーキングホリデーで滞在する場合でも、カナダドルの送金や受け取りを、さらに安く、スピーディーに行うことができます。一つのアカウントで約40以上の通貨を保有、両替、管理できるので、カナダ旅行や長期滞在でも大活躍します。
賢くお得にカナダを旅したい方は、Wise(ワイズ)デビットカードをぜひお試しください。
カナダ旅行は、壮大な自然から多文化都市まで、幅広い魅力を体験できます。旅の目的や時期に合わせて計画を立てることで、最高の思い出を作ることができます。特にオーロラ観測やウィンタースポーツを楽しみたい方は、冬の寒さや防寒対策をしっかりと準備しましょう。
また、Wise(ワイズ)を賢く利用すれば、お得な為替レートで両替や決済ができ、カナダでの滞在をより快適に、そしてお得に楽しむことができます。この記事でご紹介した情報を参考に、あなたのカナダ旅行をぜひ成功させてください。
ソース
*最新の手数料に関する情報は、お住まいの地域の利用規約およびサービスの利用条件をご確認いただくか、Wiseの手数料ページをご覧ください。これは一般的な情報提供を目的としたものであり、Wise Payments Limitedまたはその子会社、関連会社による法律、税務、その他の専門的なアドバイスを意味するものではありません。また、ファイナンシャルアドバイザーやその他の専門家によるアドバイスの代わりになるものではありません。
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カナダドル(CAD)の両替は日本国内にいるタイミングで行ったほうがよく、その中でもネットで両替できるWiseや金券ショップを用いた方法がお得です。現地で両替する必要がある場合も解説。
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