ドバイ不動産・マンション購入ガイド【手続き・相場・注意点まとめ】
ドバイのマンションなど不動産は日本人でも購入できます。ドバイの不動産購入で知っておきたい、不動産購入時のルールや手続きの流れ、税金、不動産購入相場、エリアの特徴、不動産購入時に便利な海外送金サービスWiseについて解説します。
この記事では、ドバイ(アラブ首長国連邦)で銀行口座を開設する方法を解説します。
赴任などでドバイに移住する場合、またドバイでビジネスを立ち上げたい場合などは、現地の銀行口座が欠かせません。ドバイの口座の開設方法、必要書類、人気の銀行、気を付けたい手数料などをまとめていますので、ぜひ参考にしてください。
ドバイの銀行口座開設を考えている人は、日本⇆ドバイ間の海外送金の機会もあるかもしれません。海外送金に特化したWiseを使うと、為替手数料が含まれない実際の為替レートと明示された格安の送金手数料で送金ができます。
例:日本からドバイへ10万円を送金する(中継銀行手数料を送金人が負担する場合)¹
銀行/プロバイダ | 送金手数料 | 為替レート | 受取概算額 |
---|---|---|---|
![]() | 1,750円 | 独自の為替レート(1AED=30.6142円) | 3,209.29 AED |
| 1,663円 | 実際の為替レート(1AED=29.9405円) | 3,284.42 AED 送金する |
(2020年1月16日14:21(GMT+2)時点)
海外送金の際には、送金手数料だけでなく為替レートにも気をつけましょう。安い送金手数料でも為替レートによっては思わぬコストになるかもしれません。
結論から言えば、非居住者でもドバイで口座を開設することは可能です。ただし、ほとんどの銀行では口座開設の際にエミレーツIDや、ドバイに合法的に居住していることを示すビザの提示が求められるため、非居住者が口座を作ることのできる銀行は限られています。
例えばEmirates NBD銀行の場合、非居住者であっても通常の口座開設が可能です²。対してFAB(第一アブダビ銀行)では、一般的な当座預金等の口座開設は居住者に限られており³、非居住者が開設できるのはプレミアム口座に限られています⁴。
さらに、「非居住者でも口座開設ができる」と謳っている銀行でも、担当者によってはエミレーツIDの提示を求められるなど、実際はケースバイケースのことが多いようです。特に近年は国際金融犯罪対策が強化されており、非居住者による口座開設が難しくなっているとの声も多く聞かれます。
いかなる場合も、口座を開設する本人がドバイ現地にいることが必要です。海外やオンラインからの口座開設はできません。「現地に行ったものの開設できなかった...」とならないためにも、非居住者の人はやはり事前に直接銀行に連絡を取って確認してみるといいでしょう。
以下では、現地でドバイの銀行口座を開設するのに必要な書類を見ていきましょう。書類は全て原本とコピーの両方を持参しましょう。
【すべての銀行で必要になるもの】
【銀行によって必要となるもの】
【法人口座の開設に必要なもの】⁹⁺¹º
上記に加えて、その他の書類を追加で提出することが求められる場合もあります。
ドバイには多くの銀行があります。以下では、メインの銀行4つを簡単に紹介します。
各銀行の特徴を比較したうえで、自分のニーズに最適な銀行を選びましょう。
Emirates NBDはドバイ最大の国営銀行です。ドバイだけでも250を超えるATMと支店数を誇っています。ドバイ在住の日本人も利用することの多い銀行です。また、アラブ首長国連邦に住所を持たない非居住者でも口座を開設することができます。
FABは2017年にFirst Gulf BankとNational Bank of Abu Dhabiが合併して誕生した銀行です。アブダビの名前を冠していますが、ドバイにも150を超えるATM、約20の支店があります¹³。
ADCBはアラブ首長国連邦で3番目に大きな銀行で、100万人を超える顧客数を誇っています。ドバイには約30の支店と100台近くのATMがあります¹³。基本的に口座開設には居住者であることが必須ですが、一部のプレミアム口座は非居住者でも開設可能です¹⁴。
DIBはアラブ首長国連邦最大のイスラム銀行です。イスラム銀行とは、クルアーンの規定に従って運営している銀行のことを指し、無利子の金融機関となっています。
ドバイで口座を開く際には、必ず本人が現地の銀行の支店を訪ねる必要があります。海外やオンラインからの口座開設はできません。また、ドバイでは銀行の担当者がオフィスや自宅を訪問することで口座開設ができる場合もあります¹⁹。
ドバイと日本では、銀行に関わる手数料体系が異なります。「知らないうちに高額な手数料が引かれていた…」ということがないように、事前にしっかり確認しておきましょう。
聞きなれない言葉ですが、日本以外のほとんどの国では、一定以上の総取引残高を維持しないと毎月口座維持手数料が発生します。ドバイの銀行も例外ではありません。
ドバイの一般的な口座維持手数料は1か月あたり25AED(約740円)となっています。口座維持手数料が免除になる規定は、毎月の総残高3,000AED(約88,000円)以上というのが一般的ですが、銀行や口座の種類によっても大きく異なるので、開設の際に必ず確認しましょう。
また、口座を使わなくなった場合は、口座維持費が引かれ続けることがないよう、早めに解約することがおすすめです。
日本の銀行では、夜間や土日祝日にATMを利用すると手数料が発生することがほとんどです。しかしドバイでは、自分の銀行のATMであれば、24時間手数料無料で利用できることが一般的です。
また、インターネットバンキングやATMからの振込手数料は無料の銀行がほとんどです。ただし窓口からの振り込み(国内送金)には5AEDほどの手数料が発生する場合があります。さらに、定期的な引き落としを申し込む場合、35~50AEDほどの手数料がかかることもあります(初回のみ)¹¹。
ドバイに口座を開設したら、日本からドバイの口座に資金を移すために、日本からドバイに送金する必要が出てくるかもしれません。また反対に、日本に住む家族にドバイから仕送りをするために、ドバイから日本へ送金することも考えられます。その際に気を付けたいのが海外送金手数料です。
日本の銀行からドバイに送金する際、日本側で1,750円~8,000円の送金手数料が発生します。加えて、銀行が海外送金の際に利用する為替レートには為替手数料が含まれているため、合計コストはさらに高くなります。
海外送金にかかるコストを削減したい人は、銀行以外の海外送金サービスを利用するのも手です。
例えば、利用者数500万人を超える海外送金サービスWiseは国内送金を活用した仕組みで送金を行なっているため、送金手数料が安く抑えられています。さらに、常にミッドマーケットレートを使って送金を行うため、為替手数料もかからず、送金コストを節約することができます。
例:日本からドバイへ10万円送金する場合(送金額に送金手数料を含む)
アラブ首長国連邦は人口の約9割が外国人であると言われています。そのため、外国人でも簡単にドバイの銀行口座を開設することができ、また非居住者でも口座を開設できる銀行が多く存在します。ただし、口座開設時には本人がドバイにいることが必要です。
口座開設の際に必要になる書類は銀行によって異なりますが、パスポートと収入を証明できる書類は必須です。他にもエミレーツIDや雇用証明書などが必要となるケースも多いです。
口座を開く銀行を選ぶ際には、各銀行の手数料体系をしっかり確認しましょう。特に口座維持手数料や海外送金手数料は気になるところです。海外送金にかかる手数料を節約したい場合は、Wiseのような海外送金サービスを検討してみてもいいでしょう。
ソース
*最新の手数料に関する情報は、お住まいの地域の利用規約およびサービスの利用条件をご確認いただくか、Wiseの手数料ページをご覧ください。これは一般的な情報提供を目的としたものであり、Wise Payments Limitedまたはその子会社、関連会社による法律、税務、その他の専門的なアドバイスを意味するものではありません。また、ファイナンシャルアドバイザーやその他の専門家によるアドバイスの代わりになるものではありません。
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