フランスの電話番号にかける方法 | 地域番号・国際電話ガイド

Hikaru Osaka

本記事の情報は2025年9月17日時点の情報を参照しています。本記事の内容は、あくまで参考情報として作成されています。専門的な意見・アドバイスが必要とされる場合は、最新の情報を専門サイトで確認してください。

フランスへの旅行や出張、あるいは現地に住んでいる家族や友人に連絡を取りたいとき、ふと「どうやって電話をかけたらいいんだろう?」と疑問に思ったことはありませんか?

日本の携帯からそのまま電話をかけていいのか、それとも何か特別な手続きが必要なのか。いざという時に焦らないためにも、事前に知っておくべきことはたくさんあります。

この記事では、日本からフランスに電話をかける際に必要な基礎知識から、知っておくと便利な豆知識まで解説します。

また、海外送金や国際的な決済に便利なサービスWise(ワイズ)についてもご紹介します。フランスとのお金のやり取りがある方やフランスでの滞在中に発生する決済や両替にユーロが必要な方には、お得なレートでユーロへの両替ができて役立つサービスなので、ぜひ参考にしてください。

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目次 🔖

フランスの電話番号と国番号

国際電話は、日本国内での電話と同じく、基本的には番号をダイヤルするだけです。ただ一つ、国番号というものが加わります。

国番号とは、それぞれの国に割り当てられている識別番号のこと。フランスの国番号は「33」です。国際電話をかける際には、この国番号を電話番号の最初につけることで、電話会社が「この電話はフランスにかけるんだな」と認識してくれます。

そして、フランスの電話番号は、0から始まる市外(地域)局番2桁+電話番号8桁、全10桁の構成です。

国際電話の基本的な流れ¹は次の3つのステップです。以下3つの要素を順番にダイヤルすれば、国際電話がかけられます。

①国際電話識別番号(プレフィックス):自分が使っている電話会社が定めた「国際電話をかけますよ」という合図になる番号。最近は「010」か、スマホはゼロ長押しで出てくる「+」で対応しているところがほとんど。

②相手の国の国番号:電話をかけたい国の番号。フランスは「33」

③市外局番:市外局番の最初の「0」は省略するのが一般的

④相手の電話番号:残りの電話番号

例えば、フランスのパリ市内の電話番号にかけたい場合を考えてみましょう。

例:固定電話の番号が「01-12-34-56-78」の場合

①国際電話識別番号②国番号③市外局番④電話番号
010331(最初のゼロをとる)12-34-56-78

日本から電話をかける際、上記を繋げて「010-33-1-12-34-56-78」とダイヤルします。

電話番号の最初の「0」は、フランス国内で電話をかける際に使われるもので、国際電話をかける際には不要となることが多いと覚えておきましょう。


フランスの市外局番一覧

フランスの市外局番一覧

フランスの市外局番²は地域ごとに割り当てられています。以下の表は、主要な地域と市外局番の例です。

地域市外局番
パリ、イルドフランス01
北西部、ロワール地方、ノルマンディー地方02
北東部、シャンパーニュ地方、アルザス地方03
南東部、コート・ダジュール地方、ローヌ・アルプ地方04
南西部、アキテーヌ地方、ミディ・ピレネー地方05
携帯電話06、07
特殊サービス番号(フリーダイヤルなど)08
IP電話(インターネット回線からの固定電話)09

日本からフランスに電話をかける時に使う国際電話番号

日本から国際電話をかける際に使う番号は、日本の国際電話識別番号といい、電話会社によって異なります。しかし、最近では「010」が主流となりつつあります。

以下に主要な電話会社と、情報源をまとめました。

電話会社国際電話の識別方法(推奨)適用対象
NTT東日本⁴・西日本⁵(ひかり電話含む)010 または +固定電話、ひかり電話
KDDI (au)⁶010 または +固定電話、au携帯電話
ソフトバンク⁷010 または +固定電話、ソフトバンク携帯電話
ドコモ⁸010 または +ドコモ携帯電話
楽天モバイル⁹010 または +楽天モバイル携帯電話

なぜ「010」が主流になっているの?

国際電話識別番号は、本来、各電話会社が提供する国際電話サービスを区別するための番号でした。しかし、近年は利用者の利便性を向上させるために、主要な国際電話会社や携帯電話会社が共通の国際電話識別番号「010」を導入し、多くのサービスで利用できるようになりました。(例えば、NTTドコモビジネスで利用されていた国際通話「0033」³は2024年1月30日に終了しています。)

この「010」を使えば、どの電話会社からでも国際電話がかけられるようになり、利用者は番号を覚える手間が省けます。

ただし、一部の古い料金プランや特殊なサービスでは、今でも固有の番号を使う必要がある場合があります。事前にご自身の契約している電話会社のウェブサイトで確認することをおすすめします。


日本からフランスに電話をかける方法

日本からフランスに電話をかける場合、主に以下の2つの方法があります。

固定電話からかける方法

固定電話から国際電話をかける場合、まずは国際電話識別番号、次に相手国の国番号、そして相手の電話番号(市外局番の最初の「0」を除く)をダイヤルします。

例:ソフトバンクを使い、パリの電話番号「01-12-34-56-78」にかける場合:

この場合、ダイヤルする番号は「010-33-1-12-34-56-78」となります。固定電話の場合、電話会社によって料金体系や識別番号が異なるため、事前に確認しておきましょう。

携帯電話からかける方法

携帯電話の場合も基本的なかけ方は同じです。多くの携帯電話では、国際電話識別番号の代わりに「+(プラス)」記号を使えます。この「+」は、ダイヤルキーの「0」を長押しすることで表示されることが多いです。

例:「+」記号を使ってパリの電話番号「01-12-34-56-78」にかける場合:

この場合、ダイヤルする番号は「+33-1-12-34-56-78」となります。この方法のメリットは、どの携帯会社からでも同じようにかけられるため、覚えやすい点です。


フランスの電話番号で覚えておきたい番号

フランスに滞在中、もしもの時に備えて覚えておきたい緊急電話番号をまとめました。これらの番号は、日本の110番や119番のように、緊急事態に対応するためのものです。迷ったら「112」、状況が明確なら個別の番号、と覚えるのが最もシンプルで安全な使い分け方です。

観光客にとっては、言語の壁を考えると言語別のオペレーターが用意されている「112」が特に便利です。しかし、これらの番号がフランス国内からのみ有効であること、そして緊急時以外はかけないこと、というルールも合わせて覚えておきましょう。

機関電話番号概要
緊急総合¹⁰112ヨーロッパ共通の緊急番号。警察、消防、救急のいずれにも繋がる。
警察 (Police)¹⁰17強盗や犯罪に巻き込まれた時など、警察を呼びたい場合に。(携帯電話からは 112)
消防・救急 ¹⁰

(Sapeurs-Pompiers)

18火災、事故、災害など、消防隊の助けが必要な場合に。
応急医療¹¹ (SAMU/サミュ)15(有料)重傷者や緊急の医療処置が必要な場合に。

本当にこんなに短い番号でつながるの?」と驚かれる方もいるかもしれません。しかし、これらの番号は国際的に統一されたり、国内で短縮されたりすることで、緊急時にすぐかけられるように設計されています。

かけ方:フランス国内の携帯電話から「17」をダイヤルすれば、警察に繋がります。

ただし、日本の携帯電話をフランスでそのまま使う(ローミング)場合、または日本の固定電話からフランスの緊急番号に電話をかけようとしても繋がりません。

これらの緊急番号は、フランス国内の固定電話や、フランスのSIMカードが入った携帯電話からのみ利用可能です。 旅行中に緊急事態が起こった場合は、現地のSIMカードを使うか、周りの人に助けを求めるようにしましょう。


フランス滞在中に電話をかけれるようにする方法

フランス滞在中に電話をかけれるようにする方法

日本からフランスへ行く際、現地でも電話ができるようにするにはいくつかの方法があります。

電話番号付きのeSIMやSIMカードを使う

これが最も一般的で、現地での電話やインターネット利用に便利な方法です。

  • eSIM:スマートフォンに内蔵されたデジタルSIMで、物理的なカードを挿入する必要がありません。出発前にオンラインで購入・設定が完了するため、現地に到着後すぐに使えます。
  • 物理SIMカード:フランス現地の空港やコンビニ、携帯ショップなどで購入できます。プリペイド式のものが多く、必要なデータ量や通話時間を選んで購入できます。日本のSIMカードと差し替える必要があるため、取り扱いには注意が必要です。

データローミングを利用する

日本の携帯電話会社が提供している海外ローミングサービスを利用する方法です。お手持ちのスマートフォンの「モバイルデータ通信」設定で「データローミング」をオンにすることで、フランスでもインターネットや通話が使えるようになります。事前の手間が少なく楽ですが、通信料金が高くなる可能性が高いため、事前に料金プランを確認しておきましょう。

Wi-Fi環境で電話アプリを使う

Wi-Fi環境が整っている場所であれば、LINEやSkype、WhatsAppなどの通話アプリを利用して電話をかけることも可能です。通話料はかからず、無料で電話ができるため経済的です。デメリットは、Wi-Fi環境がない場所では使えないこと。また、相手も同じアプリを使っている必要があります。

関連ページ 💡 ヨーロッパで使えるおすすめeSIM7選を解説

ユーロでの決済や両替を低い手数料でお得に:Wise(ワイズ)デビットカード

ユーロでの決済や両替を低い手数料でお得に:Wise(ワイズ)デビットカード

海外旅行や出張の際は余計な手数料をかけずに済ませたいものですよね。そんなときに頼れるのが、Wise(ワイズ)デビットカードです。

Wiseデビットカードがあれば、ユーロをはじめとする複数の通貨を一つの口座で簡単に管理できます。

また、Wiseデビットカードを発行することで、フランスを含む多くの国で使え、アプリ上で簡単に両替ができるのはもちろん、現地のATMでの現金引き出しにも対応しています。

【Wiseデビットカードの特徴】

多くの国で活躍:150ヶ国以上でのデビットカード決済ができ、年会費も無料。
最適な為替レート:上乗せコストのないリアルタイムの為替レートで取引を行うことができます。
低額な両替手数料:0.68%~(2025年5月時点)の低額な手数料で、海外旅行での支払いに最適。
決済時に自動で両替:アカウントに韓国ウォン(KRW)がないときは、一番お得な手数料を持つ通貨から自動で両替し、現地通貨で決済が可能。
海外ATMから無料出金:海外でも毎月2回、合計3万円まで無料で出金できる(※ATMから別途手数料が請求される場合があります)。
海外事務手数料ゼロ:クレジットカードの高額な海外事務手数料を節約できます。
安心のセキュリティ:紛失・盗難に遭っても、アプリ内ですぐにカードを停止することで、不正利用を防ぐことができる。

為替はリアルタイムのレート(ミッドマーケットレート)で換算されるため、両替コストを大幅に抑えることができます。旅行や出張でフランスを訪れる際やフランスに移住する際には、Wiseデビットカードを活用することで、決済や両替を安心・お得・スムーズに済ませることができますよ。

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まとめ

日本からフランスへの電話は、一見複雑に思えるかもしれませんが、この記事でご紹介したように、いくつかの基本を押さえれば誰でもスムーズにかけられます。また、旅行中に現地で電話を使いたい場合は、手間なく利用できるeSIMや、費用を抑えられる現地SIMカードを活用するのがおすすめです。そして、もしフランスとのお金のやり取りがあるなら、手数料が安く、為替レートも透明性の高い国際送金サービス「Wise」が非常に便利です。

電話のかけ方と同様に、こうしたサービスも賢く利用して、フランスとの繋がりを快適なものにしていきましょう。

本記事の情報は2025年9月17日時点の情報を参照しています。本記事の内容は、あくまで参考情報として作成されています。専門的な意見・アドバイスが必要とされる場合は、最新の情報を専門サイトで確認してください。


ソース

  1. 総務省|Q4 外国に電話するには/外国から電話をかけるには?
  2. フランスの市外(地域)局番一覧
  3. 重要なお知らせ|国際電話サービスの終了について
  4. NTT東日本 国際電話のかけ方
  5. NTT西日本 ひかり電話での国際電話のかけかた
  6. KDDI (au)|海外へかける(au国際電話サービス)
  7. ソフトバンク|国際電話
  8. ドコモ|日本からかける・送る
  9. 楽天モバイル|国際通話(日本でのご利用方法)
  10. 安全の手引き|p13
  11. 病気になった場合(医療機関等)

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